33歳専業主婦が語る痴女の噂

とうとう33歳になってしまった。世間には色々な33歳がいる。
私のように夫に養われて生活している33歳に、結婚しないで仕事に生きている33歳。
またはシングルマザー。あとは家事手伝い。色々な33歳がいる。
人は生まれたときから不平等だ。全然違う。
人間ってみんな見た目が同じだから、
同じ人間同士なのにっていう言葉が出てくるけれど、それは違う。
個体によってバラバラだ。
外国人。ハーフ。日本人。貧乏人。金持ち。美形。不細工。頭が良い。馬鹿。全然違う。
貧乳。巨乳。男。女。その中間。
こんなにバラバラなのに、平等なわけがない。
自分の平凡さに飽きていた。
平凡とは、普通とは、いくらでも代えがきくということだ。
でも逸脱していれば良いということでもない。
最近、この近所で痴女が出没しているらしい。
自分の裸を見せびらかすタイプの痴女だ。公然わいせつ。
痴漢みたいに人の体を触るわけじゃないけれど、
セクシャルなものを公の場所で公開していることには変わりない。
世の中でセックスはタブー視されている。
どうして人間は、セックスをタブーとしてみるのだろうか。
セックスは公で語られることをはばかられ、
それに関することを社会的な場所で見せびらかすことも禁止されている。
カップルたちが街中でキスをすることに対してまゆをひそめるのも
これと同じ理由かもしれない。性的な匂いをそこに感じるからだ。
私はその噂の痴女に出会ったことはまだないけれど、会ったら聞いてみたい。
あなたからみてこの世界はどうみえるの?と。

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